野望乃華

野望乃華  宮田大樹

宮田大樹の新たな一面を開花させた和風デジタルロック!


詞・曲・編曲:symmie

カメラ:小林彩佳

衣裳:小早川文

アートワーク:渡邉春菜

プロデュース:桑子雅之

ロケーション:花フェスタ記念公園(岐阜県可児市)

空想シネマ『野望乃華』

 政治家の加藤信(かとうしん)の秘書を務める山崎秀一(やまさきしゅういち)は、半年後の衆議院選挙を控え、街頭演説や支援者との懇談のために地元へと戻っていた。数年前に政権を奪われた民生党の中で、若手のホープと呼ばれながら、例に漏れず、小選挙区で負け、比例復活を果たした加藤にとって、次の選挙は負けられない戦いであった。

 そんな折、加藤の地場で殺人事件が起こる。被害者は、対立候補で現職の国会議員の岡島康生(おかじまこうせい)であった。対抗馬の死亡で、世間では加藤の手によるものではないか、という疑惑が広まり、やがて、本人の耳にも入る。疑いを晴らすべく、加藤の指示で捜査を始める山崎。しかし、加藤を犯人とする証拠が一つ、また一つと見つかっていく。

 そんな折、山崎のもとに吉川(きっかわ)と名乗る人物から電話がかかり、自らが岡島殺しの犯人であると告げる。いたずらだと相手にしないでいたのだが、吉川の予告通り、加藤の選挙事務所が爆破され、その言葉を信じざるをえなくなった。吉川は、山崎の実家を爆破されたくなければ、言う通りに従うよう脅してくる。家族を人質に取られた山崎は、仕方なくその言葉に従い、一人飛び出していく。

 警察は匿名の情報から、山崎を重要参考人とし、確保を急ぐ。そんな中、山崎は懇意の政治記者、石田(いしだ)の協力を得て、郊外の別荘に逃げ込む。吉川は山崎の逃げ出す手引きをしていた。分けも分からないまま翻弄されていく山崎。

 加藤は、そんな山崎を救うべく、吉川の情報を元に県警の石橋に協力を仰ぐ。石橋は上層部に報告するが、相手にされず、一人、捜査を始める。支持者からの裏切りや、2人目、3人目の殺人が起こるも、警察の捜査の網を掻い潜りながら、事件の真相に迫ろうとする山崎。事件の背景に黒い影を感じた石橋刑事は徐々に吉川へ近づいていくが、石橋は何者かに拘束される。

 逃げ惑う中、吉川から告げられた指示は、加藤の殺害、そして、山崎自らが犯人であるという犯行声明、そして、駅ビルからの投身自殺であった。吉川の指示通りに加藤の事務所までたどり着く山崎。加藤を前に銃を突きつけるが、撃つことはできず、逃げ出す。全力で逃げる山崎の背後で大きな爆発が起こる。振り返ると加藤の事務所が燃えていた。吉川からの電話。最後の指示は高いタワーから飛び降り。タワーの頂上に立つ山崎を囲む警察官たち。覚悟を決め、飛び降りようとした次の瞬間、山崎が撃たれる。

 山崎が目を覚ますとそこは病院であった。麻酔銃を撃たれ、眠っていたのだ。真犯人として逮捕されていたのは、政治記者の石田であった。悲劇のヒーローとなった山崎は、加藤の地盤を継ぎ、選挙に臨むことになる。そんな山崎の前に行方不明になっていた石橋が現れる…


 様々な思惑が交錯する重厚感いっぱいの逃亡系ミステリー。誰の野望が花咲くのか!?

出演

山崎 秀一(やまざき しゅういち)

俳優 宮田 大樹(みやた だいき)


【宮田談】

一番ストーリー案が最後まで固まらなかった。固まったあとも、本当は政治家設定だったけど、年季というか、貫禄がでず、秘書ということで落ち着く。

ミステリー小説大好き宮田としては、ストーリーを考えていて一番楽しかった。